「私の骨格は遺伝だから…」と諦めるなんてもったいない!~関節のネジをしめてキレイになろう!~
「この骨格は遺伝だから、もう何をしても意味ないじゃん…」
って思っていませんか?
実は私もそう思っていました。
もちろん骨格は遺伝します。
つまり、骨格の骨組みが遺伝で似ているからこそ、体の使い方や動きの癖が似てしまい、結局同じような体型になってしまう傾向が高いのです。
最初に結論を言ってしまうと、
”遺伝で引き継いだ骨格構造は、思い通りに変えられます”!
このBlogでは、なぜ遺伝で引き継いだ体を変化させることが可能なのか、
骨格ベクトルトレーニングでは、どうして体を変化させることができるのか、
について解説をしていきますね。
同じ顔の人がいないように、同じ骨格の人もいない!
私達はみな、異なる顔をしています。
これは顔の皮膚の下にある、顔の骨の形が異なるから。
つまり頭蓋骨の形や頬骨の高さ、顎のはまり方などによって顔が異なります。
そしてその骨の形の違いは、顔だけではありません。
例えば股関節。
構造としては大腿骨の先端(大腿骨頭)が骨盤(寛骨)にはまっています。
まるで骨盤はお椀のような形になっていて、そこに大腿骨(太ももの骨)の先端がぽこっとはまっていることで、脚はほぼ360度自由に動く関節となっています。
じつはこの大腿骨頭(太ももの骨の先端)の大きさや丸くなっている首の角度、更に骨盤のおわん型のソケットの大きさや角度などは人それぞれ違います。
更に言うと、人間は左右差が必ずあるので、左右の足の骨の形も違うそう。
この足のはまり具合によって、例えばO脚・X脚などといった足の形や、足のむくみやすさ、外反母趾などとトラブル、さらにはその上につながる背骨にも大きく影響を与えます。
人間の体は2階建ての建造物のようなもの。
1階(下半身)が不安定な状態であれば、2階(上半身)も同時に不安定となり、それを支えるための力が必要になってしまいます。
私達の体は約206個の骨が組み合わさっています。
そしてその1つ1つの大きさ、形、角度が異なることで、その人の体の特徴が決まっています。
そして遺伝によって、それらの傾向を引き継いでいます。
年齢を重ねるにつれて、母親と背格好が似てきた…なんてよくある話ですが、それは遺伝によって骨の形状や関節の状態を親から引き継ぎ、体を同じように使っている結果となります。
”関節のネジをしめる”とは
え?!
じゃあ結局遺伝で引き継いだものは変わらないじゃん!!
と思った方。
大丈夫です!
”骨格をととのえる”というのは、
骨の形を変える事でもないし、長さを変えるわけではありません!
では何をするのか?というと、
骨と骨の間である「関節」のネジをしめていきます。
そして体の中心でもある背骨からの伝達がきちんと届くように、調整をしていきます。
つまり、遺伝で引き継いだ骨ではなく、骨と骨の間の関節をととのえていき、更には正しい骨格構造の状態で歩行などの日常の動作を行い、体に重力をかけていくことで骨格を変えていきます。
骨を変える、と聞くと「痛そう…」というお声も多くいただきますが、関節のネジしめは全く痛くありません!
肩の関節のネジをしめるだけでも
・呼吸が入りやすくなる
・肩の力が抜ける
・コリや痛みが改善する
・視界がクリアになる
・小顔になる
・首が長くなる
等々…
書き切れないほどの効果を得ることができます。
なぜ関節のネジがゆるむのか
ではなぜ関節のネジはゆるんでしまうのでしょうか。
それは、現代人が『背骨がかたい』からなのです。
背骨に関してはまた別のBlogで詳しく解説をしますが、とにかく現代人は頭が前に落ちてしまっており、その重さを支えるために背骨まわりの筋肉を過剰に使っており、背骨が正しく動けなくなってしまっています。
(ちなみに頭の重さは、スイカやボーリングの球と同じくらいの重さです。)
スマホ首、ストレートネックなんていうのはまさに典型。
さらに肩先が内側に入り込む、巻き肩の方も背骨が動いていない可能性大。
更に私たちの背骨は、もともとS字カーブを描いており、そのカーブによって重力の衝撃を逃しています。
しかし、上記のように背骨がバキバキだと、その衝撃をまともに受け取ってしまうため体が壊れやすくなります。
すると体は、その衝撃を他の関節で逃そうとし、関節を緩めてしまうのです。
女性に多いのは、肘や膝の関節がゆるんで関節が反り返ってしまう、「過伸展」の状態。
そして何を隠そう、私はヘルニアを発症するほどの背骨バキバキ人間なので、関節もとんでもなくゆるいです笑
体を動かす、ということは「重心移動の連続」。
本来であれば骨格が移動することで体は動きますが、背骨がバキバキで関節がゆるゆるだと、骨格を筋肉が支えて動かさねばなりません。
となると、体は常に緊張し、そして更に緊張は「癖」となり、さらに癒着して手放せなくなります。
つまり、関節のネジがゆるむことで前進が大きな影響を受けるのです。
まとめ
随分と長くなってしまいましたが、今回は関節のネジをしめることの重要性について書かせていただきました。
私達の体をまたまた建物に例えるのならば、骨格は「柱」です。
柱なくして建物が安定しないのと同じで、私達の体も骨格の存在を無視することはできません。
いかに骨格を神様が設計してくれたとおりに動かしていけるか、によって、ボディーラインや疲労感、不調の有無は大きく変わります。
これからどんどん骨格について発信をしていきますので、ぜひお付き合いくださいね♡